2010/02/20

リャマ語るリャマのお話



南米ペルーのアンデス地方に住むリャマ。
マチュ・ピチュに代表される高山地帯の荷運び係であります。


性格はおとなしく、何事においても慌てず落ち着き、働き者。
それでいて、少し頑固もの。

絶壁にはりつく細道のようなアンデスの高地の地勢においても、
リャマのゆったりと落ち着いた性格が荷を運ぶのにピッタリなんだそうです。

のんびり屋のリャマは粗食に耐え、長距離を黙々と歩きます。
また、アルパカの源流でもあるリャマの毛は現地の人々によく使われますので、環境に対して負担の少ない動物なのです。






人なつっこいリャマは、古くはインカの時代から人々に愛されており、
時にはゴルフのキャディとして活躍することも。



そんな愛すべきリャマを模し....

Llama factorytと名打つ工房で生み出されるのは、
消費者の心にダイレクトに応える技アリのファニシングの数々....


「寡黙に働くリャマの日常のように

飾らなくシンプル、愛らしさを覗かせながらも主張しすぎない

永く使って頂ける機能美を追求していきます。」


Llfactory代表、秋友氏のミッション。







 



2010/02/10

Pop out chair

Design & Produce : 建築設計事務所 In's Factory 松原美恵女史
Industrial work : 秋友政宗氏
 
ZERO Exihibition '08に出展されたPop-out-chair


一瞥するとミニマム。 

本のような見開き蓋を開くと、折り畳み構造物がせり出してくる仕掛け椅子。

幾何学的に位置関係が一変するあらわさが魅力です。

物憂げな雨水うすいの時季に、一双の白と飄々としたピアノの旋律の清々しいコントラストが気分です。



music: Sohichiroh Shigematu


閑話休題、

制作者のユニークな解釈に興味があるところ...


シンプルに見えますが、
実は個々のパーツの角度がすべて違うんです。

初めに松原さんから模型と図面を見せてもらった時は、
相当難航するだろうなぁと思っていたのですが、
製作してみるとビックリ!

図面どうり作るとこれがうまく動くんです。
スゴイ図面の精度でした。

家具屋の僕では到底引くことのできない図面です。
さすがは1級建築士サンだなぁと、1人工場で感心してました。


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自分とは違う新しい視点を得ることで、今までと違って物事が見えてくるから面白いですね。
 
タイムリーな玄妙人、秋友氏のプロフィールは近々公開.....

2010/02/02

ツキ板の照明でウォームビズ


ホテルのエントランスやレストラン、リラクゼーションスパ........

季節性を感じさせるのびやかな空間の演出に、いったいどんな灯りのマジックが使われているのでしょうか。


今シーズンのリコメンドは、寒ううぅ〰{{{{(+ω+)}}}}〰い冬の部屋先に灯る
  
  
   肥松ツキ板の照明


遠景を思わせる流麗な木目が松脂で赤々と透け、見ているだけで和やかで暖かい感じが伝わってきます。
例え既存の白やアイボリーの壁であっても、白熱光とシェードから漏れるオレンジの光を部屋中に帯びさせることで※体感温度は少なくとも1度は変わってくるとされています。

また、間接照明を複数取り入れ、一つの空間に明度差をつけることで広々とした空間演出も期待できるというわけです。






このオレンジ色の灯りは、夕焼けの夕日を思わせ、太古より人類のDNAに刻まれた記憶、「日暮れて家路に辿り、体を休めよう」という心理的要因に起因し、リラックス感を誘います。

また、見ている人の心の奥に眠る遠い過去何万年と続けてきた焚き火のイメージを喚起し、心を温めてくれるという一説も。




三連の照明(φ900+φ850+φ800)×H1600
あかりのオブジェ展 1999
テーマ部門入選

大寒を凌ぐその処し方に、ツキ板の粋な配役で「古きを温め新しきを知る」。

  さ~て どこに置こうかな。。。



※東芝ライテックと東北電力の共同研究により、男女20人を対象に蛍光灯(昼光色)と電球色(オレンジ色)の2つの部屋で快適に感じる温度を調べたところ、この二つの電球の色により体感温度が1度上下したという。
(冷暖房両方で実験)

アメリカの工業調査では壁面の色と照明の衣替えにより、2度の体感温度差が出たという報告もされている。



建築家、水谷嘉信氏の指揮するツキ板の逸品。

2010/01/28

ウエンジで洒落る







イタリアンといえば、赤、グリーン、スモーキーグレー×白といったところが、

テーブルコーディネートの常套色。

ですが、こちらをご覧くださいまし。

すっきりシルエットにウエンジのツキ板のテーブルトップ。

このウエンジの艶々した褐色さゆえ、食欲にも拍車がかかるというもんです。

イタリアンレストランRossoMusicaに納入。








◆ウエンジ樹種説明はこちら

2010/01/24

ウエンジ、ミレシア










Wenge:M.lauranti










ウエンジ
マメ科 Milletia 属の広葉樹
産地:ザイールなど中央アフリカから西アフリカに分布。
ミレシア、ムラサキタガヤサン、紫鉄刀木タガヤサン、Sa pong Tjomwonと同属で材面がタガヤサンに似ているが、こちらのウエンジの方が知名度が高く茶褐色の色がよりタガヤサンに似ている。タガヤサンはウエンジ同様木目が交錯し、代用で使われる場合もあるが、縞模様がウエンジほどでない。

別名ジゲラ、パリサンドルドコンゴ

やや粗くまっすぐな縞模様は紫鉄刀木タガヤサンとはまた違うニュアンスがあり、原木の貯蓄は僅少。
用途:美しい材面と暗茶褐色で人気のツキ板樹種の一つ。高級家具、飾り棚、座卓、額縁、化粧用パネルなどの装飾的用途に使用される。
気乾比重: 0.79~0.88

Craftman's Voice : 化粧合板は別として、無垢のウエンジは兎に角硬い。
どの方向からかんなかけしても、サカメが立つ。加工中にでる大鋸屑おがくずも、強烈この上無い。
癖が強く手間のかかる扱い難い材と、家具職人さんの泣かせの銘木。
加工上の難点をあげつらえば酷評極まりないが、黒褐色の冴え渡るような材色と滑らかな手触りや仕上がり具合を見ると、やはりなんとも言えない逸材だとか。

◆ウエンジの施工例はこちら
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Millettia pendula

ミレシア、ムラサキタガヤサン、紫鉄刀木タガヤサン、Sa pong [Th],Tjomwom[My]

学名:Millettia pendula
科:マメ科(Leguminosae)

タガヤサンという名前がついているが、タガヤサンとは同類ではない。
木材は紫色であることを除けば、タガヤサンといえそうなくらい酷似している。
明治時代にでている木材利用調査の報告に、紫鉄刀木という名前がでているが、もしもそれが同木だとすれば、この木材はかなり古くから日本に輸入されていたことになる。

分布・産地:ミャンマー、タイなどに分布。蓄積は少ない。
木材:心材と辺材の色の差ははっきりとしている。生材の時は心材の色はどちらかというと、褐色あるいは金褐色であるが、大気にさらされることにより、外側からだんだんと紫色に変色していき、最後に全体が紫色に変わる。この様子を見ていないと同木の変化に気づかず別の木材かと思うほどである。辺材はアイボリー色。規則的に配列する柔組織の帯が白色で、多数あるため、背景の紫色と対照的で、材面を美しくしている。
気乾比重:0.95~1.03 重い~非常に重い 

乾燥の際、表面割れが出やすい。
耐久性は非常に高いが、非常に重硬なため加工には鋭利な刃物が必要。
仕上がりは滑らか。
用途:高級家具、ツキ板、また、少量ではあるが、輸入されたものは、よく床柱に使われ、銘木店のカタログにのせられていた。

参考:世界の木材200種 須藤彰司著

2010/01/11

仰げばツキ板 ~天井絵



大広間の格天井


寺社に鎮座する天井絵は小社ダイゲン単板のツキ板の行き着く先の一つ...


梅、柳、桜、つつじ、はなたちばな、やまぶきこきうすき....
これら自然界の季節の移り変わりを表したのが日本の伝統色の一つ、
かさねの色目。
平安時代より十二単に用いられた色の名称である。



木目を景色になぞらえて描画する天井絵は、匠の妙技と木の質感とが相まって深閑とした和の風情を後世に伝えます。

京の色彩美でつぶさに化粧された風物を拝みながら、
まったり...はんなり...ご一興。


ツキ板あんじょうやってはる.....


図柄を特殊な技法でこっくりと盛り上げた
「胡粉高盛金彩絵」は牧野工芸さん独自の技術。

天井絵の他、袈裟や内敷、祭用品(神輿、高覧掛け、天幕)等、刺繍のほつれ直しや生地の穴あき・変色の修理・復元など和装全般を手掛けられています。詳しくはこちら



Japanese Ceiling painting by Syuyo

Syuyo comprises professionals from Japanese traditional in Kyoto.
Thier ceiling paintings is possible to see in shrines and temples chiefly. 
Thier Japanese crafts;embroidery,portable shrines,Kimono,decorative restoration of national treasures and ceiling pictures by maintaining the same production methods invented in 1975.
Dough crafts,one of thier most prized productions,has a elegance that is enjoyed by many people.

For further informations about Japanese traditional crafts

2010/01/01

謹賀新年




















謹んで新春の御祝辞を申し上げます。

世界的な経済情勢の悪化に伴い、我々も急速な生産調整や在庫調整を余儀なくされるなど、かつてない厳しい経営環境に直面しています。

しかしながら、この状況を次なる成長へのステップと捉え、好況期には見過ごしていたような諸問題や繁忙期に積み残した課題に向き合い、さらなる研鑽の機会として見直すべき内省の時機が到来したようにも思われまます。

大反対の中で立ち上げたtukiita.comもお陰様で早9年が経ち、小社もようやく今になってインターネット接続の環境が整ったところです。
この機を最大限活用すべく更なる見直しや案件を始動するよう決意を新たにする今日です。

本年も精進してまいりますので今後ともウル寅のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

2009/12/16

匠 ~拍手喝采とその舞台裏

六次の隔たり....
この世界の人間は六人の人を介せば全て繋がっているという考え。
この理論は大学機関やアメリカのTV番組等で既に検証されているそうだ。

リフォームの金字塔となった”大改造!!劇的ビフォーアフター”の「匠」
水谷嘉信氏との出会いは正にこの言葉を象徴的に表すものでした。
六次も介さずとも僅か一次の介しで共通の知人は軽く数十人超...!

銘木の薀蓄に始まってPC周辺の話やら内装の話やら...なんじゃかんじゃとスパイシーな談議に終わりなし。


そんな否・凡百な匠の物語はこちらから...
 


「匠」は番組製作者側から選ばれし意匠建築家の中のつわもの




想定外の問題が続々浮上するリフォーム。
ココが匠の技量アドリブの見せどころ。




完成までのタイムリミットは3か月...




....「なんということでしょう!!」

ものの見事にトランスフォーマーされたお家!
住み人と共に新たなる歴史の糸を紡ぎ出していくことでしょう...
めでたし...めでたし....v(o^^o)v


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翻ってダイゲン...

根っからの帯鋸製材所好きの水谷氏。

カバ桜材の製材を興じる氏に製材所の魅せどころを訊ねると

「大きな原木の切断面の迫力、
形を変えて板材となる瞬間にインスパイアされる...」と、可なりの入れよう。



師も走るという師走。

造作材納入で「匠」御用達と相成り...ダイゲン単板も幸甚の至。

◆水谷建築設計事務所