2008/10/10

イヌマキ、コウヤマキ、ホンマキ、マキ、槇       Umbrella-pine















高野マキの原生林

イヌマキ、コウヤマキ、ホンマキ、マキ.....


マキ(槇)

マキ科マキ属(podocarpus macrophyllus)常緑高木針葉樹

一科一属で隔離して広く分布
樹幹は直通ではあるが、末木の細り方が大きい。
樹皮は暗褐色で、浅く、縦製し、剥離しやすく、葉は互生した線状皮針形で、皮質である。

マキには雄と雌があり、雌は赤くて甘い実をつけ、食べられる。お花に利用されるのは、主に雌のほうである。
心材と辺材の差はほとんど無いが、心材は淡黄白色、辺材は白色で年輪はよく注意してみないと分からないほどはっきりしていない。

肌目は精で、木理は通直。気乾比重は0.48~0.54(平均値)で、針葉樹としてはやや重く、硬い材質といえる。
マキの特色は、硬くて保存性が高いことで、とくに白蟻に対する抵抗性が高い。
白蟻の害が多い沖縄や暖帯では貴重な建築用材となっている。
湿気に対する強さもヒノキやヒバに匹敵するといわれており、浴槽や桶などにも良く使われている。
また、潮風にも強いことから、海岸地帯にもよく見ることができる。
材の用途には、柱のほか、造作材、建具材、フローリングから浴室材まで幅広い。

去年よりブレイク中の野外用ポータブル本木浴槽も使われている。

    

注・・・オレンジのタイトルで始まるパラグラフは学術名の引用です。
    ツキ板業界の取引名称とは異なります。




アベマリアみたいなネーミングの樹種 Umbrella-pine....

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