2010/11/18

秋の夜長にツキ板効果



過ぎゆく季節を愛でるのは日本人の特権...ツキ板の灯が恋しい季節です。

大阪狭山市にある蕎麦屋「藍」で催された

間の匠:水谷嘉信氏によるツキ板のあかり展「杢」の様子。



闇の中から立ち上るようなツキ板の灯りは、遠景、中景、近景と
庭の景色に奥行きをつけながら、内部空間にもさらなる広がりをつけ、
日中とは違った風情を垣間見せてくれます。



オーロラマニアの松浦 宏之氏による朗読会「オーロラと少女」




ホェールウォッチング&遊泳のエピソード等、物見沢山...














大きくとられた窓の向こうに広がるのは、夜空を借景にこうべを垂れる草木たち。

葉隠れ、詫び寂び、粋...和の黄金律ともいえる陰翳美。

天川村の天川弁財天の能をイメージして作ったという中庭の舞台に、ツキ板の灯りがドラマチックな見せ場をつくります。


帯鋸目のどっしりとしたちゃぶ台で頂く 蕎麦屋 藍
建築設計:水谷嘉信建築設計事務所

十割蕎麦をはじめ、蕎麦豆腐、蕎麦ケーキ、など蕎麦のコース料理がメインのお店ながら、著名な音楽家やアーティストによる演奏会やワークショップなどのイベントも随時行っております。



蕎麦屋 藍

大阪狭山市大野台2-13-11
Tel 072-368-1982

2010/11/09

ツキ板のオブジェ




芸術の秋にツキ板のオブジェ

















ツキ板に喩えようのない色合いがふわり。
こちらツキ板のコンテンポラリージュエリーです。








ツキ板で施した円のラインが、
三次元的な動きを醸し出し、
一枚々々凝集したかのような存在感を発しています。






裏貼りなしのツキ板素材の造形力はその危うさが百花繚乱な魅力となって息を凝らさずにいられぬほど。
こちらの作者である佐藤氏のファースト・インプレッションでもあります。





◆佐藤 ミチヒロ氏 バイオグラフィー

1986年 群馬大学教育学部卒業
1988-1990年 フォルツハイム造形大学 (ドイツ)にてジュエリーデザインを学ぶ
1990-1995年 広告代理店勤務 (ドイツ、デュッセルドルフ)
1997-2002年 フリーにてジュエリー制作、広告関連業務 (ドイツ、デュッセルドルフ)

2002-2004年 ノルウェー国立オスロ芸術大学金属研究科修士課程修了
2004年8月 兵庫県伊丹市在住、フリーにてジュエリー制作

伊丹ジュエリーカレッジ講師、 大阪芸術大学工芸学科金属コース講師

展覧会
1996年より ドイツ、オランダ、イギリス、ノルウェー、イタリア、アメリカ、日本、韓国、中国での展覧会に参加

受賞暦
2001年 グランプリ : 伊丹国際クラフト展"ジュエリー"
2002年 優秀賞 : 朝日現代クラフト展
2002年 グランプリ : 日本ジュエリーアート展
2002年 2002/2003年 ノルウェー政府奨学生
2003年 スカンジナヴィア-ニッポン ササカワ財団助成金


「物からモノへ」~科学・宗教・芸術が切り結ぶモノの気配の美術展~

・京都大学総合博物館
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel: 075-753-3272,3273,3274
Fax: 075-753-3277
www.museum.kyoto-u.ac.jp/

"La Creme" ギャラリー25周年記念展

・Lesley Craze Gallery
33 - 35a Clerkenwell Green
London EC1R 0DU
Tel: +44-20-7608-0393