2009/01/17

狭小住宅~15坪の可能性の追求

Powerd by:
YOSHINOBU MIZUTANI ARCHITECT&ASSOCIATES






奥に見えるは竹藪。
その一方、窓と銘木のフロアに光と緑が美しく反射する様子にはさすがの設計と唸りたくなる。









15坪の小さな台形の敷地

この地に住み慣れた実年夫婦の中庭のある狭小住宅。

室内にはエレベーター、狭いので内階段はなしで、中庭に面した外階段のみとし、竹薮の最も近くに配置する。

中に入ると、広くない建物なのに、コンクリート色と天然素材のアースカラーで統一した涼やかなフロアーのせいか、またはひねりの利いた窓の配置によって自然光が効果的に迎えられているせいか広々として風通しの良い体感が得られる。

借景を利用して15坪とは思えないほどの開放感と中庭のある狭小住宅の家となった。




周辺は起伏の激しい丘陵地帯で、隣接する竹薮は大阪では珍しい“ヒメボタル”の生息保存地区...       





中庭と通り土間
正面のガラス戸を開けば竹薮と繋がり、
左側には中庭と屋外階段が見える。



LDKと正面キッチン、床は信州唐松。
壁、天井は珪藻土。
奥:台所・食堂は桜の積層板で作られたアイランド式のコンロ台付テーブルとベンチが備えられています。



外観:ファサード
珪藻土木ゴテ仕上の外壁。
木製縦格子を引き込めば通り庭となり、
表からは中庭のあることが分からない。