2011/02/01

ウォールナット、ブラックウォールナット



Black walnut,American black walnut,Eastern black walnut

学名:Juglans nigra Juglandaceae

科:クルミ科

ブラックウォールナット、アメリカンブラックウォールナット、
イースタンブラックウォールナット



日本ではかつて、家具内装用にブラックウォールナットが大量に用いられ、ブームとなった時期があったが、現在も東西を問わず人気の樹種である。
伝統的な銘木の一つとして扱われ、知名度も高いことから、「○□△~ウォールナット」等として名前を借用した商品名の木材は多い。

分布・産地:一般的にツキ板用材として使われるウォールナットは北米の東部に分布している。

木材:心材はチョコレート色から赤紫、貝紫~暗貝紫で、色は一様ではない。
墨を流したようなぼかしの縞状の模様の材面が品良く美しい。
辺材はアイボリー色。辺材を染色して使うこともあるが、5、6年程前より、心材の茶と辺材のアイボリーのツートンを生かした貼り方もテナント仕様としてある。
肌目は粗く、木理はしばしば不規則になるので、これが化粧単板としての価値を高める。
粘り強く、加工は容易で衝撃に強く、製品の安定性も良好。

気乾比重: 0.62

用途:ツキ板として家具、キャビネット類に多く用いられる。
                 銃床、ピアノなどの楽器類。


ウォールナット柾


ウォールナット板目

参考:世界の木材200種 須藤彰司著