2009/01/06

日本三大美林 と 木曾五木


                         コウヤマキの原生林



日本三大美林


「木曽桧」、「青森ヒバ」、「秋田スギ」の天然林を指す。

これらの天然林が減少したとは言え、今日なお健在なのは、幕府と尾張藩や各藩が厳しく伐採を禁じて森林保護策をとってきたことによる。

木曽桧については、スギと比べ成長が遅いため、伐採による減少、さらには、近畿地方や周辺地域から求められるようになったため、江戸時代初期に、森林資源の枯渇を防ぐために尾張藩が、ヒノキとヒノキによく似ている四樹種を「木曽五木」として守ってきたもの。

幕府と諸藩が、このように森林資源保護のためにとった処置は「留山」「留木」と呼ばれるもので、現在の国有林事業の中にも受け継がれ木曽桧、青森ヒバ、秋田スギのほか、北海道の広葉樹や山口のネマラマツなどが計画伐採の対象とされているし、屋久杉は根株や風倒木、古木、小杉以外は伐採が禁じられている。



木曽五木

ヒノキとヒノキにまぎらわしいサワラ、アスナロ(アスヒ)、コウヤマキ、ネズコの五樹種で、盗伐は厳罰に処せられた。

木曽五木ともに有名なのが、高野五木(実際は六木)のヒノキ、コウヤマキ、スギ、アカマツ、ツガ、モミの六樹種。

高野山が資源保護のために伐採禁止にして守られている。



「ヒノキ」「アスナロ」「ヒバ(サワラ)」の葉の見分け方ご存知ですか?










答えはコメントの中に....