2011/12/13

新建築12月号にエコバーチ・シェルター掲載中




釜石市箱崎町への活動は、一人の被災された大工に道具の提供という後方支援に始まり、大工小屋へと小さな耐水合板の復興ドーム設営へとつながった。
今回は地元の漁業組合から仮設倉庫の要望を聞いたので、日本財団RODAプロジェクトの助成金を利用してのボランティア活動での建設となった。



漁港内は厳しい自然環境だが、主にバーチの耐水合板のみで作る計画を始め、小さな二棟の倉庫とその間にデッキを設ける配置となった。

シェルターの主な面材は、仕上げと構造材を兼ねる4x8版サイズの耐水合板を効率よく組み立てたもので、多目的に利用が可能なスタンダードなシェルターの模索でもあった。


箱崎半島は魅力的な場所で、箱崎漁港のほかに桑の浜、白浜、仮宿浜と小さな壊滅した漁港があるので早期にシェルターを作る事ができれば漁師だけでなく地元の復興の励みとなる。
遠方の関西からの活動も長期的に継続できれば、微力ながらも有効な支援につながると考える。

水谷嘉信氏のコメントより




巻末に協賛として小社ダイゲン単板も掲載されています。
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