2008/10/18

ツキ板の起源ORIGIN   「マーケタリー」
















Marquetarie

マーケタリーは紀元前3800年前ほどにエジプトのピラミッドで王の手回り品として発見されました。
ツキ板のオリジナルとも云われています。
天然木の色あいと風合いを生かし、木目を筆に乗せた絵の具のようにして描いた絵のことです。 
ちょうどツキ板のはぎ合わせの絵画版といってもいいかもしれません。

 地球上には約7万種類の木があり、材木として使われている木は約400種類あります。
ツキ板の樹種数よりもやや多い約120種類を使い、木の与えてくれる色、木目、光沢を生かし、絵画に仕立てたものです。

繊維質をもつ木目の魅力は、筆で描く絵画とはニュアンスが異なり、まるで小宇宙を思わせる程の幻想的な生命のサイクル模様と波動を放ちます。

一箇所の僅かな寸法ミスや歪みが全体に影響を及ぼすため、製作には、相当な技術と集中力が要されます。

見ようによっては曼荼羅のような、
万華鏡のような
そんな精緻で引き込まれそうなマーケタリーの世界をご高覧ください。




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