2008/12/18

ツキ板を表面材とする資材や製品

昭和34年には建築基準法の中に内装制限が規定され、ツキ板の台板に不燃材を使用した不燃天然木化粧合板や難燃合板が登場し、ホテルのロビーや廊下、公共施設、地下街などでも使用されるようになりました。

樹種別にツキ板として流通しているものは百種程度あり、需要のなくなったもの、産地国の伐採規制で入荷しなくなったもの、流行とニーズに取り残されたものその他諸件で、日常的には50種類前後の樹種で、
「木取り(製材)」、切削方法(スライス)、「厚さ」などによって細分されている。

それにしても、これほど多種のツキ板が流通し、製品化され、日常生活の至るとろこで使われていることを知る人は少ないであろう。
逆説的に言えば、意識されないくらい深く、広く生活の中に入りこんでいる自然素材であるといえる。

こんなことを意識しながら日常ある「木目」を見回すと意外にリアルな感覚で「突き板」をそこここに発見できるはずである。






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