2008/12/28

ベイマツ、米松


Daglas-fir,Oregon Pine,Douglas-spruce,Red fir,Yellow fir

学名:Pseudotuga menziesii

科:マツ科(Pinaceae)

 すでに明治時代から輸入され、メリケン松という名前で取引されている。かつてペリー提督が黒船で開国を迫ってきたとき、何本かの角材をおいていったそうだが、その一部といわれるものが今でも残っている。
歴史的な意義ある木材である。
現在、北米より輸入される木材のなかで、最も量が多い。
アカマツなどの松類とは別の種類の樹種で、日本で相当するものは木材としての知名度は低いが、トガサワラと呼ぶべきだろう。モミではないので、ダグラスモミという訳には違和感がある。

分布、産地:北米大陸でカナダのブリティッシュコロンビア州からカリフォルニア州にかけて分布する。

木材:心材と辺材の色の差はあきらかで、心材の色は成長におり違っており、黄色ないし、黄色を帯びた赤褐色(年輪幅が狭く、比重が低いもの:イエロファーと呼ぶ)、赤褐色(年輪幅は広く、比重がたかいもの:レッドファーと呼ぶ)などがある。年輪は明らかで肌目は粗。

気乾比重:約0.55 針葉樹としては重硬である。

用途:建築の梁、桁など、ツキ板、建具、家具、造船など。









米松柾







米松板目