東日本大震災から半年以上たちましたが、大阪の建築士:水谷嘉信氏が牽引役となり、被災地:釜石市の箱崎漁港に仮説シェルターが寄贈されました。
9月23~25日の3日間、設営協力してくれたのは大阪、神戸の建築関係者。
漁師さんたちの休憩スペース...
ちょっと一服...の中央デッキ。
小社、ダイゲン単板からはチーク材を納めました。
船の甲板にも使われるチークは漁港に持ってこいの適材適所な材。
建具の取手として使われています。

防水のロシアンバーチが使われています。
NHKのニュースで放送されました。詳しくはこちら...
1 件のコメント:
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箱崎町の番屋 エコバーチ・シェルター
釜石市箱崎町への活動は,一人の被災された大工に道具の提供とい
う後方支援に始まり,大工小屋へと小さな耐水合板の復興ドーム設営へとつながった.今回は地元の漁業組合から仮設倉庫の要望を聞いたので,日本財団RODAプロジェクトの助成金を利用してのボランティア活動での建設となった.
漁港内は厳しい自然環境だが,主にバーチの耐水合板のみで作る計画を始め,小さな二棟の倉庫とその間にデッキを設ける配置となった.シェルターの主な面材は,仕上げと構造材を兼ねる4x8版サイズの耐水合板を効率よく組み立てたもので,多目的に利用が可能なスタンダードなシェルターの模索でもあった.
箱崎半島は魅力的な場所で,箱崎漁港のほかに桑の浜,白浜,仮宿浜,と小さな壊滅した漁港があるので早期にシェルターを作る事ができれば漁師だけでなく地元の復興の励みとなる.遠方の関西からの活動も長期的に継続できれば,微力ながらも有効な支援につながると考える.
新建築社『新建築』12月号に掲載予定です.
補足させて頂きました.よろしくお願いします.
水谷嘉信
水谷嘉信建築設計事務所
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